奈良県合唱祭中止

近隣県に緊急事態宣言が発出されていることに加えて、お母さんコーラスの支部大会中止が決定し、関西6府県すべての合唱祭が中止となりました。
昨年に続いて2年連続の中止で、このイベントを年間の活動の柱に据えている団体にとってはその目標が奪われ、団運営存続そのものが揺らいでしまいかねない由々しき事態。
無観客、リハーサル・更衣なし、演奏間隔を5分以上確保、客席に大型扇風機を設置して常時換気、ロビーの使用禁止、ステージの立ち位置を決めオンステ人数制限、そしてマスクでの歌唱。
これ以上ないと思われる完璧な感染対策を連盟総会で話し合われて納得の上で決定しましたが、やはりこの状況に対する目に見えない不安が勝ってしまいました。
僅かなリスクでも回避するためには中止の選択は「最善」であることに違いありません。
しかし、合唱祭を60年近く継続して、ゆっくりと丁寧に育んできた県の合唱文化の、その根が急激にやせ細ってしまうという不安が頭から離れません。

誰の責任でもない。優先されるものは命。しかし避けてばかりでは、平和な時には気付かない大切なものが見る見る失われて行ってしまいかねません。
正直、自分たちの団の活動だけでも精一杯の現実はあるけれど、この状況下でも出来ることを探さなくてはならない。戦時に匹敵するような文化の衰退だけは何が何でも避けなくてはならない。